土木設計の3D活用で目指すもの
CIMとは
「Construction Information Modeling / Management」の略称
土木工事において3次元のデータ(3次元モデル)と各種のデータを結びつけて活用することです。
土木設計分野での3Dモデルの活用イメージ
設計対象の立体モデル化
荷重検討条件の作成・設定
荷重図
工学的基盤の地震波形例
挙動・応力の可視化
振動モード図
部材力(曲げモーメント図)
目的
複雑な基礎形状を忠実に再現、リアルな立体として可視化
- ・誰にとっても、わかりやすい(設計者、発注者、施工者 議論が噛み合う・話が早い)
- ・数値解析や技術計算ソフトへトランスファーし、結果を可視化(効率化、入力ミスの削減)
活用領域
土木構造物、プラント設備基礎の設計
- ・連続する複雑な形状の基礎を一体として解析し、急所・課題抽出を迅速化
- ・3Dモデルに対して、設計上考慮すべき「操業時の動的荷重」や「地震動の影響」など現実に起こる挙動、応力を可視化して、設計にフィードバックすることで業務効率を向上
具体例
- ・タービン基礎設計
- ・岸壁の耐震性能照査
- ・鋼製煙突架構