建築-構造分野の先輩と後輩対談

Takata

建築設計部 関西設計室
2017年入社
工学部 建築学科 卒

Okazaki

建築設計部 関西設計室
2013年入社
理工学研究科 建築学専攻 修了

学⽣時代に学んだ共通点はRC、⼊社してから鉄⾻メインに

ーー学⽣時代の学んだときの共通点や異なる点とかありましたか?

Okazaki
⾃分は⾼専‧⼤学‧院とRCの研究をやっていました。会社に⼊社してから、鉄⾻造がメインの案件が多いので、構造という共通点はあるけど、RCと鉄⾻との違いという意味では相違点になるかと。
Takata
⾃分も学⽣時代はRCをメインで学んできて、鉄⾻のことがあまり分かっていない状態で⼊社したので、そのあたりはギャップがかなりありました。

ーーそういう意味で⾔うと、学⽣時代に鉄⾻を学んでから⼊社すれば、業務を進める上で優位になるかもしれませんよね。とはいえ、鉄⾻メインにやっている学部ってそんな多くないですよね。

Okazaki
確かに、鉄⾻を専⾨に学べる場所は割と限られていますね。研究と実際の設計は別物だと思うのですが、入社当初は鉄⾻ならではの専⾨⽤語が全然頭に⼊ってこないというのはありましたね。ただ、⼊社してから先輩⽅のサポートもあるので⼤丈夫ですよ。

⾃分が設計したものが建った時の達成感、それがこの仕事の醍醐味

ーー今までやってきたプロジェクトで⼤変だったことや、達成感を感じたことはどんな時ですか?

Okazaki
単純なことですけど、実際に⾃分で計算して、それを図⾯に描いて、申請書を提出して、最終的に建った物を⾒るときがやっぱり⼀番達成感がありますね。それが、この仕事の醍醐味でもあると思います。
Takata
確かに同感です。あと出来上がってから、やっぱりここの納まりは良かったとか、ここは及第点だななど現場に⽴ってみて、反省点を次のステップに繋げる⼀連の流れが楽しくもあり、苦しくもありというのが設計なのかなと思いながら⾃分はやっています。

昔のやり⽅に固執しないで、後輩が学んでいることを逆に吸収して

ーーこの先⾃分がどうなりたいとか、こういう仕事をやっていきたいとかありますか。

Okazaki
時代に取り遅れないようにとは思います。BIMなど新しいものに触れることになった時に、これは⽌めておこうとかとならない様にしています。昔のやり⽅に固執しないで、後輩が学んでいることを逆に吸収していって、最終的には⾃分も成⻑して、会社に還元できるのが⼀番いいかなと思います。後は、単純に上の⽅々の凄いところを吸収していかないと、と思います。

ーー上の⽅々の凄いところとは、具体的にはどういうところでしょうか?

Takata
例えば、指名がくるとかですかね。お客様から新規の依頼があるとき「あの⼈に前にもやってもらったから」という理由で指名を頂いている姿をよく⾒かけます。それって⼀⾒当たり前のようにみえるのですが、とても凄いことで、純粋にその⼈の技術⼒や⼈柄を認められているということだと思います。そういう技術者になれたらいいなって思います。
Okazaki
確かに。あと、単純に鉄⾻の話をすると、社内の上の⽅々は本当に鉄⾻の納まりに詳しいなと思います。⾃分が悩んでいる箇所とかを相談すると、図⾯を⾒てぱっと答えてくれたりするのは、純粋に技術⼒が凄いなと思います。

切磋琢磨しながら、多くの⼈に⻑く愛される建物を設計できる技術者に

ーー会社の雰囲気はどんな感じでしょうか?

Okazaki
雰囲気は割といいと思いますよ。なんでも打合せするし、あと皆に仕事も頼みやすい環境ですし。⾯倒くさかったら⾃分でやろうかなって思いますけど、気兼ねなく頼める関係性はありますね。
Takata
そうですね、コロナ前だったら、みんなで富⼠⼭とか旅⾏にも⾏きましたしね。あとマラソンもしましたよね。
Okazaki
そうそう。例年私がでているマラソン⼤会があるんですが、会社の⼈にも声をかけたら意外と皆さん参加すると返事がきて驚きましたよ。

最後にお互いの印象を語ってください!

ーー最後にお互いの印象を語っていただけないでしょうか?

Takata
Okazakiさんは、⼀⾔で⾔うと、すごい⼈です。資格試験の話になってしまうのですが、全部ストレートで受かっていますし。またお⼦さんもいらっしゃって、家でも忙しいはずなのに、どうやって勉強しているのかといつも思っています。いつ勉強されているんですか?
Okazaki
最近は、電⾞での移動時と朝と夜中ですかね。
Takata
なるほど、時間に無駄がないですね。参考にします。

ーーでは交代して、Takataさんの印象はどうでしょうか?

Okazaki
いろんな後輩が⼊ってきていますが、⼀⾔で⾔うと優秀だと思っています。バランスよく設計業務やそれ以外のことをやってくれています。製鉄所内のことも経験して、そっちの⽅⾯は詳しくなってきているので、業務を⼀緒にする中で⼼強いと思ってます。ポンと仕事を任せても、ここぐらいまでだったらできるのだろな、ということを超えてくれて、分からないことなどを聞いてくれるので、業務をする中では助かっていますね。

ーーみなさんの関係性が良さがわかりますね。今⽇はどうもありがとうございました。